日本でのED(勃起不全)患者は1000万人以上とも推定されます。ED治療と言えばバイアグラ等の薬剤による一時的な対処療法が代表的ですが、生涯現役を目指す男性には薬剤に頼らない根治治療をご提案します。
EDに対する再生医療は、これまでの薬物治療や外科治療とは異なり、「勃起機能そのものを回復させること」を目的とする点で注目されています。
代表的な手法として、幹細胞治療(主に脂肪由来幹細胞)・幹細胞培養上清液(エクソソーム)療法があり、いずれも血管再生・神経修復・平滑筋の機能改善を狙ったものです。臨床試験では、IIEFスコア(国際勃起機能指数)の改善、PDE5阻害薬(バイアグラ等)への反応性向上、夜間陰茎勃起の増加などの報告も上がっています。
幹細胞治療の基本概念
EDの幹細胞治療は、損傷した陰茎の血管・神経・平滑筋組織を再生することを目的としています。これまでのED治療(PDE5阻害薬・陰茎プロテーゼ・陰圧式デバイスなど)が「症状の改善」を目指すのに対し、幹細胞治療は 原因(組織損傷)にアプローチする“根本治療”として位置づけています。
試用する幹細胞は、脂肪由来幹細胞(ADSC)、骨髄由来幹細胞(BMSC)、臍帯血由来幹細胞がありますが、当院では分化能力が高くED治療に適したADSCを採用しています。
※脂肪吸引術で採取しますが、痩身を目的とするような施術ではございません。
※直接陰茎海綿体へ注射することで効果を発揮します。

作用メカニズム(なぜEDが改善するのか)
- 血管新生の促進
- 幹細胞がVEGFなどの成長因子を放出し、海綿体内の毛細血管が増える。
- 神経再生のサポート
- NO産生に関わる神経(陰茎海綿体神経)の再生を助け、勃起信号の伝達が改善する。
- 平滑筋の回復
- 勃起を維持するための海綿体平滑筋が増加・活性化し、硬さが改善。
- 抗炎症作用
- 慢性炎症を抑え、海綿体の線維化(硬化)を減らすことで自然勃起がしやすくなる。
リスクについて
- 注射部位の痛みや腫れ
- 細胞採取(脂肪吸引など)に伴う腫れや内出血
- 稀に感染の可能性
- 効果が薄いケースがある点は医学的リスク
幹細胞治療そのものは一般的に大きなリスクはない治療です。
並行治療の有効性
バイアグラ等(PDE5阻害薬)の反応性が改善
AGA(薄毛)治療の薬の副作用対策として
中等度以上の症状に対し幹細胞培養上清液(エクソソーム療法)、衝撃波治療(レノーヴァ)の効果を促進
治療費
自己脂肪由来間葉系幹細胞 局所注射勃起不全(ED)
| 適応 | 細胞数 | 回数 | 費用 |
|---|---|---|---|
| 局所注射 | 5000万 | 3回 | 4,290,000円 |
※脂肪採取1回来院、1クール3回投与の費用一切込み
エクソソーム(幹細胞培養上清液)治療
注射1回66,000円












